9月に発売されていた「勝負馬券論 100万仕事のマグナカルタ (競馬王馬券攻略本シリーズ) [ 市原克也 ]」を遅ればせながら読み終わりました。
忙しかったのと少しずつ読んで楽しんでいたので、感想が遅くなってしまいました。
見どころはいろいろとあるのですが、読んでいろいろと感じさせてもらった箇所の感想を。
そこは、大井競馬場公認予想「ゲート・イン」吉冨隆安さんと市原克也監督との対談。
上手く言えないのですが、競馬への関わり方が、かなり自分と似ていたことにビックリさせられました!!
吉冨さんは、場外に行って馬券を買う時に
・選んだレースしか買わない
・パドックは見ない(馬体重は見る)
・馬券を買ったら場外を離れる
と言われていました。
これが、ほとんど同じ。
私も選んだレースしか買わないし、見た所で分からないからパドックは見ない(2008年の京都記念でアドマイヤフジが、20kg増で軽視して走られてから、馬体重も気にしない)。
また、最近はPC前で作業中の時は見ますが、馬券を買ったレースは見ないで、買い物に行ったり、寝ていたりよくしてます(G1ですら)。
レースを見ないのは、外れて熱くなって最終に手を出してしまうことが、昔はよくあったから。
そこそこ当たってるイメージでしたが、調べると酷い回収率だったので、熱くなって勝負レース追加するということはもうしていません。
あと、「己を知るという意味では、数字的には自分の的中率を知るべきですね。」と言われていました。
これも、『地方交流重賞で丸儲けする男の本』で「自分を知ることが勝つことへの近道」というチャプターを書いていて、そこで
まず敵(レース)を知る前に、自分を知りましょう。知ってほしいことは「的中率」と「自分の得意の条件・買い方」
と書いています。
見事に考え方が同じで、読んでいて「予想しているとそういう考えに行き着くのかな」と感じさせてもらいました。
ただ、1点だけ全く違うところがありました。
それは、来る日も来る日も競馬をして、一体俺たちは何が欲しくて、何に向かっているのかという命題の答え。
吉富さんは、競馬で勝って何を買うでもなく、また馬券を買っていて、失われたも(プライド・愛情・自信)のを取り戻そうとしていると回答されていました。
※詳細に書くと長くなるのでざっくり書いてます。
これについては、自分は競馬で勝ったお金で家電を買うのが好きで、今ある家電はほとんど馬券で勝ったお金で買っています。
昔は、大勝ちしたら引っ越していて、会社員時代は一時期1年毎に徐々に広い部屋に引っ越していました(会社に引っ越しの連絡したら、え!また?って言われてました(笑))。
これは、年代の違いですか? それとも、ただ私が普通と違うのですかね?
でも、買い物をすることも目的ですが、一番の目的じゃないので、何かなとよく考えたら
「勝つことに飢えていた」
という結論になりました。
私は、学生の時の成績は中の上、高校も大学もそこそこ。
スポーツも好きで大学まで続けましたが、決して上手いというレベルではありませんでした。
また、私の世代はバブルが終わって、就職氷河期世代。
有名企業ではなく地元の会社に就職して社会人になりました。
一番ということ、勝ったということがあまりなく「勝つことに飢えていた」ことが、競馬によリハマる方向に向かったのかなと。今は思います。
※得られなかったものを取りに行っているので、ある意味では失われたものを取り戻そうとしている気もしますが。
それが、いい方向に行ったので、書籍を出せたり、予想をnetkeibaに出したりできてますが、悪い方向に行っていたらと考えたら怖いですね(笑)
こんな風に、一部だけでも自分を考えさせてくれる本で、他にも内容は盛りだくさん。
読んで後悔はしないと思います。
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